The Craft of
Hand-Painted Denim

Bottom HAND PAINT DENIM M45 PANT ¥47,300 
WOMEN / MEN

古着のようなデニムに馴染む
繊細なハンドペイント。

2026年春夏シーズンを構想している時期に、デザイナーがデニムの背景に触れる中で、古着のようなハンドペイントの加工に出会う。職人と綿密なコミュニケーションを進めるうち、その仕上がりには豊かなニュアンスがあると気づく。

その質感は艶があるのか、マットなのか。使う色数やドリップの量・密度によっても、印象は大きく変わる。生地に対して擦りつけたような表情か、立体感・液体感をもつか。こうした細かな調整は、熟練した、ごく少数の職人だからこそ可能になった。

Bottom HAND PAINT DENIM SHORTS ¥38,500 
WOMEN / MEN

自然な表情を生み出す
クラフトマンシップ。

ドリップの色数はあえて3色に厳選。セラミックカラーのデニムには白とセージグリーン、さらに同系色のエクリュを。ブラックデニムには白・ネイビー・グレーを組み合わせている。艶のあるペイントとマットなタッチを重ねることで奥行きを持たせ、ジャクソン・ポロックのキャンバスに見られるような絵の具の質感も、ひとつのヒントとして取り入れた。そうして生まれたのは、カジュアルでありながら品のある、YLÈVEらしい表情。

こうした加工は、すべて職人の手作業によるもの。古着のような自然な色落ちやペイントのニュアンスは、偶然が生み出したように見えるが、工程を深く理解し、細かな調整を重ねてきた職人の技術によってつくり出されている。加工技術の習得は、長く穿き込んだデニムに現れるシワや擦れを表現する、いわゆるヒゲやシェービングと呼ばれる前工程から始まる。サンプルや量産の過程で手作業を重ねることで、微妙なニュアンスや感覚を身体で捉え、古着特有の擦りの雰囲気を再現できるようになる。テストを繰り返しながら技術を磨き続けてきた、その積み重ねが、生地の風合いとして表れている。また、ドリップを加える工程も一点ずつ手作業で仕上げられるため、同じものはひとつとして存在しない。しかし、工程への深い理解と経験に裏打ちされた感覚によって、どのアイテムにも一貫してYLÈVEらしい表情となる。

バランスを引き直したシルエットと
コントラストのある着こなし。

フルレングスは、50年代のUS NAVYで使われていたM-45のストレートシルエットを起点に、オリジナルにはないバランスへと整えた。ショーツは、そのフルレングスをベースに、90年代のデニムショーツを思わせるリラックスしたシルエットと膝下丈に仕上げている。足元には、あえて上品なドレス用のカラーソックスや、華奢なサンダルを。トップスには、デニムと対照的な繊細な素材や上品なアイテムを組み合わせてみる。こうしたスタイリングが生み出すコントラストもイメージしながら、このデニムはデザインされた。

熟練した技術をもとに組み立てられたデザインとパターン、デニムの色とペイントカラーの調和。そして、コーディネートによって作り出される対比。それらが重なり合うことで、YLÈVEらしい佇まいが生まれる。

Bottom HAND PAINT DENIM SHORTS ¥38,500 
WOMEN / MEN

Photography Local Artist

Hair and Make-up Taeko Suda